夢見の記録 その2

この間、ICレコーダーが夢見のキーワードを記録するのに便利であることに触れましたが、以前は枕元に置いた紙に記録していました。しかし紙に書くという行為はどうしても覚醒を促してしまいます。文章を構成するという行為自体、睡眠と両立しないのです。

その点、ICレコーダーは完全に起きない半覚醒状態で使えるというのがメリットです。キーワードだけでも録音することで、後で聴くと不思議と夢の細部まで思い出せるようになります。

その内容を仕事に向かう電車の中やちょっとした時間の合間に文章で再構成しています。その際に気をつけることは、その場での創作をしないことです。分からないことはその場で補って書かないというのは案外重要なことではないかと思っています。

しかし、覚醒時に見た夢から連想する事と言うのは実はかなり意味のあることでもあるので、夢の記録の後に例えば夢に出てきた見知らぬ人は、現実の誰かの投影ではないのか、或いは、この展開にはこう言う意味があるのではないか、などという感想や思いついたことを本編とは分けてメモするようにしています。出来ればデジタルテキストで日付とともに保存しておくと、後でgrepなどで検索することが出来て便利です。

二十年もの昔に見た夢の記録がありますが、これを今読んでもその時の夢がありありと思い出せます。この記録を元にして子供の頃に繰り返し見た夢の中の世界を地図に描いたこともあります。
また、その後現実化した夢、いわゆる予知夢についても後で書き加えて記録しています。不思議と後で現実と符合することが少なくありません。

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