原崎勇次「超能力の知恵袋」96年、福昌堂
原崎勇次「超能力の知恵袋」96年、福昌堂刊。大型本。
福昌堂といえば既に廃刊となっている月刊誌「パワースペース」があります。これについては後程纏めたいと思いますが、ラジオニクスやマインドマシン、超科学関係の充実した雑誌でした。
本書の内容は筋反射を利用して諸事百般を調べるというもので、その方法は入江式フィンガーテストそのものです。左手を入力、右手を出力とし、右手は人差し指の上に親指を置いて外側に振り、その指の滑り具合をみるのです。
特徴的なのは左手に持つポインターです。
光ファイバーに熱収縮チューブを巻いた棒を使用し、これで対象物を指し示しながら右手の反応をみるスタイルです。このポインターは後程纏める予定の他書でも使用されています。本書にはこのポインターも付属するのですが、私は古書で購入したためポインターは散逸して入手できていません。しかし本文中にその作成方法が記載されており、自作できるようになっています。
大型本ですが頁の大半はチャートで占められています。これは自作も可能であり、寧ろ自作したチャートの方が状況に応じた作成が可能となり都合が良いため、チャートは例を挙げるのみの最小限として、実例の記述に紙幅を割いた方が読者としては有難かったとは思います。