ネットのフォークロアもしくは不思議な話

掲示板のまとめサイトでなかなか面白い話を見つけたのでクリップ。
虚実入り乱れる掲示板の世界、これも創作なのか実体験なのかは推し量る術もないわけですが、どちらにしてもなかなか読ませるものがあります。

オレの人生の中であった不思議なことを書こうと思う – 哲学ニュース
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4646407.html

詳細は上記の原文を読んで頂くとして、類似の体験談が何処か子供っぽいことが多いなかで(それらは実際に子供が書いているのでしょうけれど)、起伏の程よく興味を引く内容となっています。

このような体験談には必ず体験のエビデンスとなる背景を説明する役割のmedium=霊媒が登場するものです。それは相談先の神主や僧侶であったり、祈祷師だったりします。今回の話もこれを踏襲しているのですが、それは一人ではなく母親に紹介されたおばさん、友人の姉、霊能力を持つアメリカのカイロプラクターなど複数のmediumが折に触れ登場するのです。

さらに退行催眠による前世療法まで受けており、自らのルーツを確認し、最後には地球外生命体にまで邂逅するという話になっています。

創作なのか実話なのかは置いておくとして、文中、カイロプラクターのセリフ、「人は何かを習うために生まれてくるんだ。習い終わったら帰ってゆく。」というのにはうなずかされるものがあります。

前世療法は施術者の誘導という要素があって余程信頼がないと術者の世界観をなぞるだけというリスクもありますが、最後はニギハヤヒ神との縁を見出してゆく話になります。

ヘミシンクもそうですが、ある日ふと気づくということはあるんだろうと思います。何か落ち着くべきところにストンと腑に落ちるということは実際あるのでしょう。それはプラグマティックな意味での宗教的回心と言っても良いかもしれません。多くは石ころであってもこういう話が時折転がっているからネットは侮れないのです。ネットの波間に浮かぶフォークロアと言ったところでしょうか。

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