埃を払う
随分前に凝っていた周易に最近再び目が向いてきました。丁度GWというのもありますが、暇に任せて書棚の整理を始めたところ埃のかぶった易書が幾冊も顔を覗かせたというのもあります。
ところでGWというのは昔は飛び石連休と言っていましたが、今では連続することが多いためか滅多に聞かない言葉になりました。しかし今年はまさしく飛び石と呼びたくなる年回りです。そもそもGWという言葉も少々下品なニュアンスがないでもありません。なにせ黄金週間ですから。それよりそのうちの一日を六月に振り向けて貰ったほうが有難い気がしますが。話が逸れました。
これらの易書の殆どは二十年程前に買ったものです。当時は湯島の聖堂で行われていた汎日本易学協会主催の講演会にも参加していました。磯田光一、大熊茅楊、人相の石本中孚、子平の武隈天命各先生の講義は面白く夢中になりました。神保町で易書を漁りつつ、当時はまだネットといえばパソコン通信の時代でしたが、某大手ネットの掲示板では有用な情報が飛び交っていた気がします。その後仕事も忙しくなり次第に易からは遠ざかっていました。
昨日の書棚掃除で埃とともに出てきたのは、加藤大岳や紀藤元之介関係数冊、柳下尚範「易・占法の秘伝」、同「奥秘易占法」、本筮易を標榜する大島皐龍の「易象精髄」、その弟子筋の中根光龍「本筮易入門」ほか、台湾の測字占関係数冊、真勢易関係の漢籍国字解全書、子平関係そして易学研究誌の合本、実占研究誌などの一部でした。どうもまだ出てきそうな感じです。
GWの後半はまずは埃を払ってあげるところから始めたいと思います。