枝の啓示

先日、食事中に歯の詰め物が取れてしまい仕方なく歯医者を探すことになったのですが、歯医者は近所に幾つもあり、まだそれらどこにも掛かったことがなかったため、取り敢えず上手く取れたものを付けてくれるところをネットで評判を検索したりしながら検討していました。

大抵、こういう場合は取れた詰め物、インレーというそうですが、これはもう付かないから削って新しく被せましょうなどという話になりがちです。実際、そうせざるを得ない状況もあるでしょうが、歯医者も商売ですから付け直すことが出来るのに点数の高い施術を勧めることもあり得るでしょう。

新しく詰め直すにしても複雑インレーは既に保険が利かなくなっているし、少しでも歯を削るのは避けたいので、その辺りを理解してくれる良心的な歯科を見つけたかったのです。

しかしネットでの評判ほど当てにならないものはありません。評判を書き込めるサイトもありますが、一般の患者が素直な意見をどれほど書き込んでいるか分かったものではありません。というより、歯科にかかった後で感想をせっせと書き込む一般患者がそれほどいるとは思えないのです。いや、そういう人がいないとも言えないのでなんとも言えませんが。

そこで幾つかの候補を選び一人オーリングで反応を見て一軒を決めました。
その後、ある寺の境内で休みつつ少しばかり不安を抱きながら結果を反芻していたとき、上から頭をかすめて何かが落ちて来て吃驚しました。よく見ると長さ30cm程の銀杏の細い枝でした。その落ちた枝が先ほど決めた歯科の方角を示していました。

これを見て判断に間違いないと何故か得心したのです。
根拠は勿論ありませんが、丁度考えに及んでいるときにあたかも答えを促すように落ちてきたことに不思議と納得が出来ました。

結果ですが、少しも削ることなく無事に取れたものを付けてもらいました。
他愛のない話ですが、自分の備忘としてエントリしておきます。

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