再びデング熱、ディート剤そしてミント水

またまたデング熱の話ですが、報道によれば随分と広がりを見せているようです。先週時点で百名を超えているようですが、wikipediaによれば感染しても発症しない人が8割とのことなので潜在的な感染者は単純計算で500名以上にはなる筈です(計算合ってるかな)。

この後の感染状況の予測についていろいろなサイトをみているのですが、例えば感染して治癒した患者に感染力はあるのか、という基本的なことについては殆ど触れられていません。

日本は東南アジアと違ってこれから冬を迎えるため蚊は一旦死滅すると思われ、またWikipediaによると蚊の感染は一世代だけで次世代には引き継がれないようなので(異説はあるようですが)、それならば感染を持続させるのは感染者の感染力だけだと思われるからです。

感染してからの潜伏期間は7-14日間であり、14日を超えての発症可能性は極めて低いとのことも一冬越えれば落ち着くだろうと思われる根拠です。

調べると東京都福祉保健局のサイトに記載がありました。

Q9 治った患者から感染することはありますか?
患者が回復したころには、血液中にウイルスは消失するといわれているため、治った患者が蚊に刺されても、その蚊から感染することはありません。
ただし、発熱等の症状がある間は蚊にさされると、その蚊にウイルスが感染しますので、症状がある間は蚊に刺されないように留意する必要があります。

デング熱について 東京都福祉保健局のサイトより
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/kansen/dengue.html

上記のようであればこの冬を越せば落ち着くのではないかと思われますが、一方、発症しない感染者の感染力がどうなのかについての記載はなかなか見つかりません。予防に越したことは無いのです。

よく行くお寺さんではやはりヤブ蚊がいるので、恐れをなして薬局でスプレー式の忌避剤を買い求めました。よく親が遊びにゆく子供に掛けてあげるテレビCMのあれです。

しかし調べてみるとこの忌避剤の主成分はディートという薬品で、これは殺虫剤のピレスロイドよりも余程危険性があるようなのです。

もともとはアメリカ軍によってベトナム戦争時に熱帯を行軍する兵隊のために開発されたもののようです。

調べるとこの危険性に日本でも厚労省が指針を出すなどしており、調べるほどに危険性が分かってせっかく買ったものは使わずに塩漬けにしています。あぁ勿体無い。

代わりに庭仕事をする時にはミント水を作って肌にふりかけています。ミント水と言ってもハッカ油を水に数滴垂らしてアトマイザーに入れただけのもので簡単に自作出来ます。

刺されやすい首筋はタオルで防御、顔は目を避けて噴霧しておくと蚊は寄り付かないし自然のものなので副作用もなくむしろ清涼感さえあって夏は快適です。

できる限り知識を身につけて身近なものを利用して乗り切りたいと思っています。

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